『WordPress』が何かあなたは知っていますか。
ブログやホームページ、LPなど、様々なサイトを制作するときなどに一度は『WordPress』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、多くの方は『WordPress』という言葉を聞いたことはあっても、その実態について正確に理解していないように思えます。
今回はこれから本格的にWordPressを勉強したい初心者の方必見の『WordPress』が何なのか、その使い方などを専門用語をほとんど使わず解説していきます。
この記事を見ると、
・言葉しか知らなかった『WordPress』の理解が深まる!
・WordPressを扱うために必要な知識、環境が分かる!
・これからのWordPressの活用のイメージが付く!
今回は完全に初心者の方に向けての記事のため、専門用語を極力省いき、イメージしやすい言葉に変更することが多くなっています。
その結果、本来と少し違う表現になってしまっていることがあると思います。
WordPress本来の情報とかけ離れることは少なくしているつもりですが、その点は考慮していただけると幸いです。それではWordPressの解説を始めていきます。
Contents
前提:元々、WordPressとは『ブログ用』に開発された『ソフトウェア』である
まず、『WordPress』が何を表すのかの説明ですが、元々は『ブログ用』に開発された『ソフトウェア』です。
しかし、その汎用性の高さからブログだけに留まらず、『企業のホームページ』や『商品をPRするLP』など様々なサイトに『WordPress』という名前の『ソフトウェア』が使われるようになりました。
WordPressの汎用性の高さが故に様々なサイトにWordPressが使われ、特に初心者の方は何を指しているのかが分からなくなってしまうかもしれませんが、簡単に言うと
簡単に色んな種類のサイトを作れるツール
ということです。
WordPressが何かわかったところで、次はWordPressの構成について解説していきます。
構成:WordPressは『固定ページ』と『投稿ページ』で構成されている
ここで少しだけですが、WordPress内の専門用語を使用します。
WordPressは『固定ページ』と『投稿ページ』の二つを組み合わせることでサイトとして成立します。
知らない言葉に戸惑うかもしれませんが、具体的な例を挙げるながら解説していきます。
・固定ページ
『固定ページ』とはページの内容が更新されず、固定されているページを『固定ページ』と言います。
固定ページの例としてはブログ内に記載されているブログ執筆者のプロフィールや美容院のアクセス方法を示すページなどがこれに当てはまります。
『固定ページ』の解説だけでは分かりにくい点もあるかもしれませんので、『投稿ページ』と比較して考えてみましょう。
・投稿ページ
『投稿ページ』とは日々、更新されていくページのことを『投稿ページ』と言います。
投稿ページの例としてはブログ内で随時、更新されていく記事やショッピングモールのホームページ内で随時、更新されていく新着情報などが当てはまります。
WordPressではこの二つの種類のページを用途によって使い分け、組み合わせることで一つのサイトが完成します。
WordPressが幅広い人たちに使われている理由はこの構成、システムにあるといっても過言ではありません。
WordPressの簡単な構成が分かったところで、ここまでWordPressが使われるようになった利点を更に深く解説していきます。
利点:WordPressではプログラミングの知識がほとんど必要ない
前述したようにWordPressは『固定ページ』と『投稿ページ』の二つのページを使い分け、組み合わせてアップロードすることでサイトとして成立させます。
それに加えた利点として、『固定ページ』と『投稿ページ』を制作、公開するのにプログラミングの知識が全くなかったとしても問題はありません。
デザインの幅を広げるために『CSS』や『JavaScript』の知識が必要であったりはしますが、デフォルトの状態でも十分にサイトとして成立するレベルのデザインは確保できます。
また、このWordPressは『PHP』というプログラミング言語によって動いているのですが、この部分も仮に理解していないプログラミング初心者の方でもサイトを運営していく上で問題はありません。
このようにWordPressのデザインやページの機能の幅を広げるためにプログラミングの知識が必要になってきますが、WordPressには『テーマ』と『プラグイン』というものが存在しています。
この二つについて具体的に解説していきます。
・テーマ
まず、WordPressにおける『テーマ』とはサイトのデフォルトにある機能、デザインが何もしなくても、それをインストールするだけで使えるものになります。
このテーマを使えば、デフォルトで完成度の高いデザインのページや必要な機能が備わった状態になり、商品やサービスの情報を記載するだけでサイトを完成させることができます。
テーマにはいくつかの種類があり、一から制作することも可能ですが、基本的には無料、もしくは有料で配布されている既存のテーマを使用することが多いです。
無料と聞くと、サービスが劣ることを危惧するかもしれませんが、無料のテーマだとしても問題なく使用することができます。
・プラグイン
次に『プラグイン』ですが、これはWordPress内で使えるお助けアイテムという理解で最初は問題ないでしょう。
このプラグインを使えば、先ほど紹介したテーマに元々存在しなかった機能を追加することができるものになります。
元々はプログラムを構築することでそれぞれの機能を追加しますが、プラグインを使うだけで、サイトの利便性を向上させることができます。
このプラグインはテーマ以上に膨大な数があり、それを組み合わせることで機能に幅を持たせることができます。
具体的には『ブログの目次を作りたい』や『サイトのお問い合わせフォームを作りたい』など、プログラミングの知識が必要なくともサイトに反映させることができます。
プラグインについてはプラグインとは?インストールから使用できるまでの流れを完全解説で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
ここまででWordPressがプログラミングの知識はサイトの幅を広げるために必要だが、既存のテーマやプラグインを使用することでそれを補うことも可能であることが分かったと思います。
そこで次に、WordPressを使う上で本当に必要な知識、スキルは何なのか、それらについて詳しく解説していきます。
必要:『分からないことを調べられる力』+『忍耐』を身に着ける
大前提として、WordPressを使う前には必要な知識というものは特にありません。
WordPressでの知識は必要な時にWordPressを使いながら身に着けていくという考え方で問題ありません。
しかし、WordPressを使用したことがない人でも必須なスキルはあります。
それは普段の生活の中でも身に着けることができる『分からないことを調べられる力』と『忍耐』です。
まずは『分からないことを調べられる力』について詳しく解説しています。
・分からないことを調べられる力
プログラミングに限った話ではありませんが、普段の生活を送っていく中で何か分からないことがあった時、GoogleやYahoo!を使用してそれらについて調べることがあると思います。
WordPressを使う時にもどうしても思い通りにいかないことが度々起こります。これは回避できるものではなく、いつかは通らなければいけない道です。
そんな時に『分からないことを調べられる力』がなければ、立ち止まってしまうことになります。そのため、これを一つ目の必要なスキルとして紹介しました。
しかし、極端な話をすると、これも最初はなくても使いながら上手になっていくものなので、最終的に残る必要なスキルは、分からないことがあっても腐らず、調べ続けられる『忍耐』です。
・忍耐
プログラミングの勉強を少し始めると分かりますが、丸一日、同じことを調べているけど全く解決の糸口が見つからないことが度々起こります。
気分転換のために休憩をすることは必要ですが、それで投げ出してしまうようではWordPressどころかプログラミングを扱うことは難しいでしょう。
そのため、『忍耐』は必ず身に着けておいてほしいスキルとして今回挙げました。
少し厳しく言い過ぎたかもしれませんが、具体的には『1~3日間』は調べられると、十分忍耐があるといえるでしょう。
これは急に身に着けるのではなく、最初は3時間から始めてみても良いかもしれません。最終的に『1~3日間』調べられれば大丈夫です。
WordPressを扱う上での知識、スキルについて解説したところで、次はWordPressを使うための環境について解説していきます。
実践:WordPressを使用してローカルで制作したサイトをレンタルサーバーにアップロードする
前述した知識、スキルを身に着ければ、WordPressを使用することは可能です。そうなると、ここからは実際にWordPressでサイトを制作、公開する段階へと移行していきます。
WordPressで普段私たちが見ているようなサイトを制作するためには
WordPressを使用してローカルで制作したサイトをレンタルサーバーにアップロードしなくてはいけません。
この説明だけでは分からない部分も多いと思うので、噛み砕きながら少しずつ解説していきます。
1:ローカルでサイトを作る
まず、WordPressを使用してローカルでサイトを制作する必要があります。
『ローカルでサイトを制作』という文言に聞きなじみがない人もいるかもしれませんが、これは『自分のパソコンの中でのみ見れるサイトを制作』と言い換えることができます。
今回の最終目標は『WordPressを使用してローカルで制作したサイトをレンタルサーバーにアップロード』です。
そのため、レンタルサーバーにアップロードする前にデモサイトを制作するイメージでローカルでサイトを制作します。
ローカルでサイトを制作し終えたら、公開のためにレンタルサーバーにアップロードします。
2:レンタルサーバーにアップロードする
レンタルサーバーにアップロードする上で、必要になってくるのが『レンタルサーバーの契約』と『独自ドメインの取得』です。
これまでにも何度か登場している『レンタルサーバー』とは簡単に例えると、作ったサイトのデータをネット上に置くための『レンタルスペース』のようなものです。
そこにユーザーがアクセスをすることでそのユーザーが望むサイトを表示させることができます。
レンタルサーバーの例としては『エックスサーバー』が挙げられます。
今回はレンタルサーバーの解説なので、エックスサーバーについての解説は割愛しますが、ここでは書ききれない魅力も含め、詳しく知りたい方は下記リンクをチェックしてみてください。
そして、『独自ドメイン』とはそのレンタルサーバーのどこに自分の制作したサイトがあるのか調べるための『住所』のようなものです。
その『住所』という役割を持った『独自ドメイン』を取得することで『レンタルサーバー』のどこに自分のサイトがあるのかが分かり、ユーザーがアクセスすることができます。
独自ドメインの例としては『Xserverドメイン』などが挙げられます。
しかし、独自ドメインはレンタルサーバーを契約するときに一緒に契約、取得することが可能です。
そのため、名前で気づいた方もいるかもしれませんが、『エックスサーバー』を契約するタイミングで独自ドメインを取得することも可能になります。
これらの環境を整えることによって、ローカルで制作したサイトをWeb上に公開することが可能になります。
今回はWordPressを扱ったことがない人にも分かりやすく、WordPressについての解説から実際にWordPressを使用してサイトを制作、公開するまでの知識、スキル、環境、流れを解説していきました。
概略的な話が多く、具体的な話が少なくなってしまいましたが、この記事を元に、自分がどの部分を理解していなく、どの部分を理解すればサイト制作を前進させることができるのかを認識していただくきっかけになれれば幸いです。